融資先の与信メモを財務データから半自動で作るには — Claudeへの任せ方
決算書とにらめっこする与信メモ作成を、一次ドラフトだけでも肩代わりしてもらう。成果物は与信メモドラフト(財務指標サマリ・リスク所見・確認事項リスト)。目安25分、使うものはローカルフォルダ、難易度はじっくりです。
やり方(6ステップ)
- 1. 決算書と過去の取引履歴を渡す
直近2〜3期分の決算書(PL/BS/CF)と、自社との取引履歴をフォルダにまとめて渡します。期間がずれていると比較分析がぶれるので、揃った期間の資料を選びましょう。 - 2. 見るべき指標を指定する
「自己資本比率、営業CF、借入依存度」など、自社の与信基準で重視する指標を明示します。指標を指定しないと一般的な財務分析になり、社内基準に合わないことがあります。 - 3. 数値の抽出と計算根拠を出させる
各指標をどの数値からどう計算したか、根拠を併記させます。計算式を隠さず出させることで、あとで人間が検算しやすくなります。 - 4. リスク所見は断定を避けさせる
「懸念される」「要確認」といった表現に留め、「危険」「融資不可」のような断定的な判断はさせないよう明示します。最終判断は必ず人間が行う前提です。 - 5. 確認すべき質問リストを作らせる
財務データだけでは分からない点(季節要因、一時的な特別損益の理由など)を、先方への確認質問としてリストアップさせます。 - 6. 人間によるレビュー前提を明記する
出来上がったメモは「一次ドラフト」であり、最終的な与信判断のための人間によるレビューと承認が必須であることをメモ自体にも明記させます。
そのまま使えるプロンプト
「{融資先企業名}の直近2期分の決算書をもとに与信メモの一次ドラフトを作ってください。自己資本比率・営業CF・借入依存度を中心に、各数値の計算根拠を併記してください。リスク所見は断定を避け、要確認事項として一覧化してください。」
つまずきポイント
- 最終的な与信判断は必ず人間の審査担当者が行い、AIの所見は参考情報として扱う
- 決算書に含まれる取引先情報など機密データの取り扱い範囲を事前に制約として指定する
- 特別損益や一時要因を「異常値」と誤判定していないか、必ず人間が背景を確認する
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